目次
  1. 結論|ChatGPTで復習プリントは作れるが、親の確認は必須
  2. わが家がChatGPTで復習プリントを作る理由
  3. 使う前に決めている3つのルール
  4. ChatGPTで復習プリントを作る5ステップ
  5. 実際の初回出力|4つの問題が見つかりました
  6. 修正プロンプトを入れて作り直しました
  7. 実際にA4で印刷して確認しました
  8. AIプリントを渡す前に親が確認する6項目
  9. ChatGPTの復習プリントが向いている家庭・向きにくい家庭
  10. まとめ|まずは1回分だけ作って確認する

ChatGPTで、小学生向け復習プリントのたたき台は作れます。

ただし、生成したまま子どもへ渡せるとは限りません。

今回、小学2年生向けに「今・声・何」の漢字復習プリントを作ったところ、初回出力では字形、書き取りマス、レイアウト、問題文に気になる点がありました。

そこで親が内容を確認し、修正点を伝えて作り直しました。修正版も再確認し、問題ページ1枚と答えページ1枚を白黒でA4用紙へ印刷しています。

この記事では、実際に使った初回プロンプトと修正プロンプトを全文掲載し、初回出力から印刷までの手順をまとめます。

結論|ChatGPTで復習プリントは作れるが、親の確認は必須

ChatGPTは、復習範囲や問題数、レイアウト条件を伝えると、家庭用プリントのたたき台を作れます。

一方で、今回の初回出力では、子ども向けの見本として使わない方がよい字形や、書きにくいマス、文字と枠が近すぎる箇所がありました。

わが家では「作る」と「確認する」をセットにし、親が内容とレイアウトを確認して、必要なら修正してから使うことを前提にしています。

AI出力はたたき台です

ChatGPTの出力は毎回同じになるとは限りません。修正プロンプトを入れても、必ず正しく直るとは限らないため、修正版も親が再確認します。

わが家がChatGPTで復習プリントを作る理由

家庭学習では、広い範囲をもう一度解くより、直近で復習したい内容だけを少量用意したいことがあります。

今回は「今・声・何」の3字にしぼり、読み、書き、短い文の中で確認できるプリントを試作しました。

対象とする内容や分量を家庭側で決められる点は便利です。ただし、これは市販教材や学校プリントを置き換えるものではありません。

本ブログでは、教材そのものを入力するのではなく、学年・単元・復習したい内容などの条件だけを伝えて、オリジナル問題を作る方法を採用しています。

使う前に決めている3つのルール

子ども本人ではなく親が操作する

わが家では、子ども本人にChatGPTを操作させず、親が入力から出力確認まで行います。

2026年9月2日時点のOpenAI公式情報では、ChatGPTの最低年齢は13歳で、18歳未満は親または法定代理人の許可が必要です。13歳未満の子どもが教育目的で使う場合は、実際の操作を大人が行うよう案内されています。

また、OpenAIは出力が常に正確とは限らず、用途に合うか人が確認してから利用・共有する必要があると案内しています。

教材の問題文や紙面をそのまま入力しない

市販教材、通信教育、学校プリント、無料教材サイトの問題文や画像を、そのままChatGPTへ入力する方法は扱いません。

「小学2年生向け」「漢字3字を復習」「読み問題を5問」のように、条件だけを伝えて新しい問題を作ります。

個人情報を入力しない

子どもの名前、学校名、クラス、点数、成績、答案画像、詳しい生活リズムは入力しません。

今回も「小学2年生向けのテスト出力」という範囲にとどめています。

ChatGPTで復習プリントを作る5ステップ

ステップ1|復習する範囲をしぼる

最初に、学年、教科、復習する内容、1回分の量を決めます。

今回指定したのは、小学2年生向けの漢字「今・声・何」、問題ページ1枚と答えページ1枚、白黒印刷という条件です。

ステップ2|条件を具体的にしてプロンプトを書く

問題数だけでなく、使ってよい漢字、回答欄、答えページ、印刷条件まで書きます。

今回、実際に使った初回プロンプトです。

実際に使った初回プロンプト全文
あなたは、小学校低学年向けの家庭学習プリントを作る編集者です。

小学2年生向けに、漢字の復習プリントを1回分作ってください。

今回復習する漢字は、
「今・声・何」
の3字です。

### 目的
一度学習した漢字を、読み・書き・短い文の中で復習することです。
1回15分程度で終えられる量にしてください。

### 問題作成ルール
- 問題文・例文はすべて新しく作る
- 市販教材やWeb上の問題文を引用・再現しない
- 今回の対象漢字は「今・声・何」の3字だけ
- 問題文では、対象3字以外の漢字はできるだけ使わず、ひらがなにする
- 小学2年生が理解しやすい短い日本語にする
- 不自然な例文を作らない
- 同じ問題を重複させない
- 答えが問題文から見えてしまう構成にしない

### プリント構成
1. 「きょうの かんじ」
   - 今・声・何の3字だけを表示する
   - 読み方や答えになることばは表示しない

2. 「よみを ひらがなで かきましょう」
   - 5問

3. 「あう かんじを かきましょう」
   - 3問

4. 「文に あう かんじを かきましょう」
   - 3問

5. 「さいごの チェック」
   - 今・声・何をそれぞれ1回ずつ書く

### レイアウト
- 問題ページと答えページを分ける
- 子どもが答えを書く場所を十分に取る
- 文と回答欄を重ねない
- 白黒印刷でも見やすいシンプルな構成にする

### 答え
すべての問題の答えを、問題と同じ番号で別にまとめてください。

出力前に、
- 読みと答えが正しいか
- 同じ問題が重複していないか
- 不自然な日本語がないか
- 「今・声・何」以外の不要な漢字が問題文に混ざっていないか

を確認してください。

ステップ3|実出力を親が確認する

最初に見るのは、問題と答えの正しさです。そのうえで、漢字の字形、学年に合う言葉、回答欄の大きさ、文字と枠の重なりも確認します。

ステップ4|気になる点を具体的に修正する

「見やすくして」だけではなく、「今の3画目を横画にする」「1マスを17〜18mm程度にする」のように、直したい場所と状態を具体的に伝えました。

ステップ5|PDF・印刷前にもう一度確認する

修正後は、問題ページと答えページを画像として見直し、文字欠け、はみ出し、重なりがないか確認します。印刷すると画面上とは見え方が変わるため、わが家ではA4に出して最終確認しました。

実際の初回出力|4つの問題が見つかりました

初回出力は、指示した構成に近い形にはなっていました。しかし、そのまま子どもへ渡すのではなく、親が確認すると4つの問題が見つかりました。

「今」の字形が違った

今回の初回出力では、「今」の3画目が本来の横画ではなく、斜めの点のように見える字形になっていました。

一般にAIが必ず漢字を間違えるという意味ではありませんが、今回の出力は子ども向けの見本として使わない方がよいと判断しました。

書き取りマスが小さかった

漢字を書くマスが、小学2年生が大きく書く用途には狭いと判断しました。

文字とマスが重なった

問題文と回答マスが近すぎる箇所や、一部で重なって見える箇所がありました。

問題文が少し不自然だった

読み問題の「何こ ありますか。」は意味が通じますが、今回の子ども向けプリントとしては少し不自然だと判断しました。

ChatGPTで最初に作った小学2年生向け漢字復習プリント
初回出力。内容だけでなく、字形やマス、レイアウトも親が確認しました。

修正プロンプトを入れて作り直しました

初回出力で見つけた点を、次のプロンプトで具体的に伝えました。

実際に使った修正プロンプト全文
前回作成した小学2年生向け漢字復習プリントを修正してください。

対象漢字は「今・声・何」です。

修正点は以下です。

1. 「今」の字形を正しくしてください。
   3画目は斜めの点ではなく、正しい横画として表現してください。
   見本欄・問題欄・答え欄のすべてで、子どもが字形を誤解しない正しい字形に統一してください。

2. 書き取りマスを大きくしてください。
   小学2年生が大きな字を書けるサイズにしてください。
   目安として、1マスは17〜18mm程度の大きさを想定してください。

3. 文章とマスを絶対に重ねないでください。
   問題文と解答欄は十分に離し、上下分離または左右で明確に分けてください。
   文字と枠線が接触しないようにしてください。

4. 文の中に空欄マスを直接入れないでください。
   文にあう漢字を書く問題では、問題文と答え欄を分離してください。
   たとえば、問題文を先に書き、答えを書くマスはその右側または下側に独立して配置してください。

5. 白黒印刷しやすい、見やすいレイアウトにしてください。

6. 問題ページ1枚+答えページ1枚の2ページ構成は維持してください。

出力前に必ず、
- 「今」の字形
- マスの大きさ
- 文字とマスの重なりの有無
を自己確認してください。

また、PDF完成後は2ページを画像として再確認し、
- 日本語の文字欠けがないか
- 枠から文字やマスがはみ出していないか
- 問題ページと答えページの両方が見やすいか
を確認してください。

修正版v2では、今回、次の改善を確認しました。

  • 「今」の字形を修正
  • 書き取りマスを拡大
  • 問題文と回答欄を分離
  • 文字と枠の重なりを解消
  • 「何こ ありますか。」を「何ばんですか。」に変更
  • 問題ページと答えページの2ページ構成
  • 白黒印刷が可能な構成
  • 答えページに保護者確認メモを配置

修正プロンプトを使えば毎回同じように直るとは限りません。修正版も、親が問題と答え、字形、レイアウトを再確認しました。

修正後の小学2年生向け漢字復習プリント問題ページ
修正後の問題ページ。回答欄を大きくし、文章とマスを分離しました。
修正後の小学2年生向け漢字復習プリント答えページ
答えページ。親が確認する項目もまとめています。

実際にA4で印刷して確認しました

画面上での確認後、修正版を実際にA4用紙へ白黒で印刷しました。

問題ページと答えページを別の用紙にし、2枚構成になっています。印刷後も、文字やマスの重なり、見切れ、ページの欠けがないかを親が確認しました。

ここで確認したのは印刷状態です。子どもが実際に解いた、学習に使用した、使いやすかったという結果までは確認していません。

ChatGPTで作った漢字復習プリントをA4用紙に印刷した様子
ChatGPTで作成・修正した漢字復習プリントを実際にA4で印刷。問題ページと答えページの2枚構成にしました。

AIプリントを渡す前に親が確認する6項目

わが家では、AIプリントを渡す前に、少なくとも次の6項目を確認します。

答え・読みが正しいか

問題だけでなく答えページも確認します。漢字なら読みと字形、算数なら計算結果まで親が確かめます。

学年に合っているか

指定した学年に対して、問題の量や言い回し、回答欄の大きさが合っているかを見ます。

未習漢字や難しい表現が混ざっていないか

対象外の漢字や、説明なしでは分かりにくい言葉が入っていないか確認します。

日本語が自然か

意味が通じるだけでなく、子ども向けの問題文として自然かを読み直します。今回の「何こ ありますか。」も、この確認で修正しました。

レイアウトが崩れていないか

文字とマスの重なり、枠からのはみ出し、文字欠け、書き込みスペースを問題・答えの両ページで確認します。

個人情報が入っていないか

入力していないつもりでも、保存名や印刷物に名前、学校名、クラスなどが残っていないか最後に見直します。

ChatGPTの復習プリントが向いている家庭・向きにくい家庭

ChatGPTでのプリント作りは、復習したい範囲を少量にしぼり、親が出力を確認・修正できる家庭には使いやすい方法です。

たとえば、次のような場合は試しやすいと思います。

  • 復習する学年・単元・内容を親が決められる
  • まず1回分だけ作って確認できる
  • 問題と答えを親が照合できる
  • 不自然な出力があれば使わず、作り直せる

反対に、出力を確認する時間が取れない場合や、正誤を親が判断しにくい内容では向きにくいです。

また、教材の問題文や紙面をそのまま入力して作り変えたい場合にも、このブログで紹介する方法は合いません。

まとめ|まずは1回分だけ作って確認する

ChatGPTで小学生向け復習プリントを作るときは、次の順で進めます。

  1. 復習する範囲をしぼる
  2. 問題数やレイアウトまで具体的に伝える
  3. 実出力を親が確認する
  4. 問題点を具体的に伝えて修正する
  5. 問題・答え・印刷状態をもう一度確認する

今回の初回出力では、「今」の字形、書き取りマス、文字と枠の重なり、不自然な問題文の4点を見つけ、修正プロンプトを入れて作り直しました。

ChatGPTで復習プリントのたたき台は作れます。ただし、そのまま子どもへ渡さず、親が内容とレイアウトを確認し、必要なら修正して使うことが前提です。

最初から何枚も作るのではなく、まず1回分だけ作り、親が確認できる範囲で試す方法が現実的です。