目次
- 結論|「毎日完璧」を目標にしないほうが、わが家では続けやすかった
- 家庭学習が続かない理由を「やる気」だけにしない
- 仕組み1|教材に合わせて「やる時間」を変える
- 仕組み2|やらない日をゼロにしようとしない
- 仕組み3|できなかった日の「借金」を作らない
- 仕組み4|親が全部管理しない
- 仕組み5|「たまったら全部取り戻す」より、まず回し方を見る
- 仕組み6|問題が難しいときも「本人のやる気不足」にしない
- 仕組み7|学習内容を増やし続けない
- 家庭学習が続かないときは、原因ごとに変える場所が違う
- わが家の仕組みは「勉強させる仕組み」ではない
- この方法がすべての家庭に合うわけではない
- まとめ|やる気より「また戻れる仕組み」を重視している
小学生の家庭学習を続けようとすると、
「今日はやりたがらない」
「教材がたまってきた」
「親が毎日見ていられない」
といったことがあります。
わが家でも、毎日まったく同じように家庭学習が進んでいるわけではありません。
疲れている日は休むことがありますし、1日や2日やらないこともあります。
紙教材の丸つけが数日分たまることもあります。
それでも、家庭学習そのものを毎回ゼロからやり直すような状態にはなりにくくなりました。
結論からいうと、わが家では子どものやる気を毎日高く保つことより、「やる気が低い日でも完全に崩れない仕組み」を作ることを重視しています。
具体的には、
- 教材によって取り組む時間帯を変える
- 疲れている日は無理にやらせない
- 1日抜けても翌日に倍やらせない
- 本人に任せられる部分は任せる
- 親が必要な作業は別で管理する
- 学習量が増えすぎたら全体を見直す
という形です。
この記事では、紙教材とタブレット教材を使っているわが家が、家庭学習をどう「仕組み」で回しているかをまとめます。
結論|「毎日完璧」を目標にしないほうが、わが家では続けやすかった
家庭学習を続けるというと、
「毎日欠かさずやる」
「決まった時間にやる」
「親が進み具合を毎日確認する」
という形を想像することがあります。
わが家では、そこまで厳密にはしていません。
タブレット教材を使う子と紙教材を使う子では、取り組む時間帯も違います。
疲れている日は休むこともあります。
1日できなかったからといって、翌日に2日分を必ず取り戻させることもしません。
それでも普段からある程度コツコツ取り組む流れができていれば、1日や2日空いたことで家庭学習全体が大きく崩れるとは感じていません。
わが家で重視しているのは、
「今日できたか」より「また普段の流れに戻れるか」
です。
家庭学習が続かない理由を「やる気」だけにしない
子どもが家庭学習をしないと、
「やる気がない」
と考えてしまうことがあります。
ただ、わが家で家庭学習を続けてきて感じるのは、やらない理由はそれだけではないということです。
取り組む時間帯が合っていない
学校から帰宅したあとは疲れていることがあります。
特に低学年の時期は、夕方に毎日家庭学習をさせるより、朝に少し取り組むほうが続けやすいことがありました。
教材によって必要な時間が違う
タブレット教材なら短い時間でも取り組みやすい一方で、紙教材はある程度まとまった時間を取りたいことがあります。
同じ家庭でも、教材が違えば同じ時間割が合うとは限りません。
親が全部管理すると親側が止まることがある
子どもが自分でできる作業まで親が毎日管理すると、親に時間がない日に家庭学習全体が止まりやすくなります。
紙教材の丸つけなど親が必要な部分はありますが、本人に任せられる部分まで親が抱え込まないようにしています。
1回できなかったことを大きく考えすぎる
1日できなかったから翌日に倍。
数日遅れたから休日に全部。
という形にすると、やる量そのものが増えてしまいます。
わが家では、普段の習慣が続いているのであれば、短期間できなかった分を必ず穴埋めすることはしていません。
仕組み1|教材に合わせて「やる時間」を変える
わが家では、子ども全員を同じ時間に勉強させていません。
タブレット教材は、学校へ行く前の朝を基本にしています。
習慣になる前は親が声をかけていましたが、今ではほとんど声をかけなくても朝に取り組んでいます。
朝にできていれば、学校から帰って疲れている日は夕方に追加しないこともあります。
一方、紙教材は一回の学習にある程度まとまった時間が必要なので、朝にはしていません。
学校の宿題をしたあと、夕方から夜に取り組む形です。
このように、わが家では、
家庭学習の時間をそろえるのではなく、教材と子どもに合わせています。
平日の具体的な回し方については、別の記事でまとめています。
仕組み2|やらない日をゼロにしようとしない
家庭学習を習慣にしたいと思っても、毎日同じ状態ではありません。
学校で疲れて帰ってくる日もあります。
そんな日は、こちらから
「今日はやめておけば?」
と声をかけることがあります。
本人にやる気があれば取り組みますが、疲れていてやる気もなければ無理にはやらせません。
タブレット教材を始めた頃には、声をかけないと取り組まない時期もありました。
そこで、夕方に必ずやるのではなく、朝に5〜10分でも取り組む流れを少しずつ作りました。
今では朝に取り組むことがほぼ習慣になっています。
習慣化までの具体的な経緯はこちらでまとめています。
→ チャレンジタッチをやらない日の対策|朝学習で習慣化したわが家の方法
チャレンジタッチに触れない時期のわが家の対応も、別の記事で詳しくまとめています。
わが家では、1日も休まないことよりも、
休んでもまたいつもの流れに戻れること
のほうを重視しています。
仕組み3|できなかった日の「借金」を作らない
1日家庭学習ができなかったとき、わが家では翌日に必ず2日分やらせることはしていません。
タブレット教材では、普段から少しずつ取り組んでいるだけでも、当月分を早めに終えて次号を待つことがあります。
そのため、1日できなかったからといって、特別なリカバリーをする必要は感じていません。
紙教材の場合も、本人が自分で学習予定を立てています。
予定がずれれば、基本的には本人が自分で調整します。
親が毎回、
「昨日できなかったから今日はここまで」
と決める形ではありません。
もちろん、長期間まったく進まない場合は別です。
ただ、短期間の遅れまで全部「取り戻さなければならない量」にすると、家庭学習そのものが重くなりやすいと感じています。
仕組み4|親が全部管理しない
家庭学習を続けるうえで、子どもだけでなく親側の負担もあります。
特に紙教材では丸つけなど、親が必要な作業があります。
わが家でも、毎回すぐに丸つけできるわけではなく、数日分まとめることがあります。
一方で、子ども本人に任せられる部分は任せています。
紙教材を使う子は自分で学習予定を立てています。
答案提出など、自分でできる作業も本人に任せています。
親は、
- 必要な手続き
- 丸つけ
- 分からない問題の説明
など、親が必要な部分を中心に関わります。
子ども自身の家庭学習と、親が必要な作業を分けることで、
親に時間がない=その日の家庭学習が全部止まる
という状態にはなりにくくなりました。
仕組み5|「たまったら全部取り戻す」より、まず回し方を見る
通信教育を続けていると、教材がたまることがあります。
そんなとき、遅れた量だけを見て、
「全部追いつかなければ」
と考えると負担が大きくなります。
わが家では、教材がたまったときは、その量だけでなく、
- いつ取り組んでいるか
- 今の量が家庭で回るか
- 親の確認が止まっていないか
- 本人が自分で進められているか
といった運用も見るようにしています。
Z会がたまった場合に、わが家でどう立て直しているかはこちらで詳しくまとめています。
「全部終わらせること」だけを目的にするのではなく、また普段の流れへ戻せる形を考えます。
仕組み6|問題が難しいときも「本人のやる気不足」にしない
家庭学習が止まる理由は、単純にやりたくないからとは限りません。
問題自体が難しく、分からなくて手が止まることもあります。
わが家では、難しい問題にぶつかった場合、
- まず本人にもう一度考えてもらう
- それでも分からなければ親が説明する
- 親の説明でも伝わりにくければ、説明方法を変える
という流れで対応しています。
場合によっては、親が子ども向けに説明する方法を考える補助としてAIを使うこともあります。
ただし、AIが出した内容をそのまま子どもに渡すわけではありません。
親が内容を確認したうえで、自分の言葉で説明します。
Z会で難しい問題につまずいたときの対応も、別の記事で詳しくまとめています。
ここでも、
「分からない=やる気がない」
とは考えないようにしています。
仕組み7|学習内容を増やし続けない
家庭学習を続けていると、
「これもやったほうがいい」
「この教科も追加したい」
と増やしたくなることがあります。
ただ、使える時間は増えません。
わが家では、取り組む教科が増えた時期に、以前から続けていた学習内容の一つを本人と相談して外した経験があります。
その内容を嫌がっていたわけではなく、むしろ楽しく取り組んでいました。
それでも、すべてを残せば全体の負担が増えます。
そのため、
新しいものを足したときは、全体量も見る
ようにしています。
「続けるために何を追加するか」だけでなく、「何を減らすか」も仕組みの一部だと感じています。
家庭学習が続かないときは、原因ごとに変える場所が違う
家庭学習が続かないといっても、原因は同じではありません。
声をかけないと取り組まない
まず、取り組む時間帯や日常の流れを見直します。
わが家では朝学習が合いました。
→ チャレンジタッチをやらない日の対策|朝学習で習慣化したわが家の方法
教材がたまっている
やる気だけでなく、量や親の確認方法を見直します。
平日の時間がうまく回らない
家族全員を同じ時間割にせず、教材に合わせて分ける方法もあります。
家庭で復習を追加したい
わが家で使っているAIプリントの作り方は、実際に使ったプロンプトと出力例を含めて別記事でまとめています。
ただしAIプリントは、生成すればそのまま使えるものとは考えていません。
→ ChatGPTで小学生の復習プリントを作る手順では、親によるチェックと修正の流れまで紹介しています。
わが家の仕組みは「勉強させる仕組み」ではない
ここまで書いた方法は、
子どもを毎日必ず勉強させるための仕組み
ではありません。
疲れていれば休むことがあります。
忘れる日もあります。
親の丸つけが後になることもあります。
それでも、短期間うまくいかなかっただけで、
「もう続かない」
と考えず、また普段の流れに戻れるようにしています。
そのため、わが家で作っているのは、
毎日完璧に勉強させる仕組みではなく、少し崩れても戻りやすい仕組み
に近いと思っています。
この方法がすべての家庭に合うわけではない
家庭によって、
- 子どもの年齢
- 使っている教材
- 学校の宿題量
- 朝に使える時間
- 親がサポートできる範囲
は違います。
そのため、
「朝にやれば必ず続く」
「1日休んでも問題ない」
「親は管理しなくてよい」
という意味ではありません。
わが家ではこの形が現在回っている、という一例です。
家庭学習が続かないと感じたときに、子どものやる気だけを変えようとするのではなく、
時間、量、親子の役割、教材の使い方のどこを変えられるか
を見るための参考になればと思います。
まとめ|やる気より「また戻れる仕組み」を重視している
わが家では、小学生の家庭学習を続けるために、毎日のやる気を高く保つことを目標にはしていません。
代わりに、
- 教材に合わせて時間帯を変える
- 疲れている日は無理をしない
- 1日できなくても翌日に倍やらせない
- 本人に任せられる部分は任せる
- 親が必要な作業を分けて考える
- 教材がたまったら量だけでなく運用を見る
- 分からない問題では説明方法を変える
- 学習内容を増やしたら全体量も見直す
という形で回しています。
毎日すべてが予定どおりではありません。
それでも、一度できなかったことを失敗扱いせず、またいつもの流れに戻れることを大切にしています。
家庭学習が続かないときは、子どもの意志だけではなく、家庭側の仕組みを一つずつ見直す方法もあります。